「オリエンタル・ファンタジー」展
〜華宵とアラビアン・ナイトの物語〜

2017年1月21日(土)〜
2017年5月7日(日)
於:高畠華宵大正ロマン館

::企 画 趣 旨:: 

「アラビアン・ナイト」という不思議な物語があります(英語では「アラビアン・ナイト」ですが、フランス語では「千夜一夜物語」と言います)。9世紀頃から原型が出来上がったイスラム世界を舞台とした説話集です。妻に浮気をされたシャフリアール王は女性不信になり、若い女性と一夜を過しては彼女たちを翌日殺すという残虐な行為を続けていました。あるときシェヘラザードという女性が王の妃となります。シェヘラザードは王に殺されないようにするため、毎夜面白い物語をきかせます。これが「アラビアン・ナイト」の始まりです。

「アラビアン・ナイト」は18世紀になって仏語訳、英訳が出版されたことによって、一気にヨーロッパに広がります。日本には1875年(明治8年)に「暴夜物語」という題名で初めて翻訳紹介されました。以後、子ども向けも含めて、色々な翻訳が出版されています。私たちになじみのある「アリババと40人の盗賊」「シンドバッドの冒険」「アラジンと魔法のランプ」なども「アラビアン・ナイト」の一部です。

19世紀末から20世紀にかけて、ヨーロッパでは中近東文化への関心が高まり、絵画や映画、バレエ、ファッションなどにイスラム文化の影響が見られます。こうしたオリエンタリズムが混じったヨーロッパ文化が近代日本にももたらされました。高畠華宵をはじめ同時代の大正ロマンの画家たちは、しばしばオリエンタル趣味を作品に描き込みました。ヨーロッパ経由の中近東は、大正の人々にとって、未だ見ぬ異国への憧れと幻想のシンボルとなったのです。

本展覧会では、海野弘監修の『オリエンタル・ファンタジー アラビアン・ナイトのおとぎ話ときらめく装飾の世界』(2016年、ピエブックス)で紹介された「アラビアン・ナイト」のヨーロピアンイメージと、高畠華宵らの大正ロマン的オリエンタルイメージを比較紹介します。エキゾチックで美しく儚い幻想世界をお楽しみ頂ければ幸いです。


::展 示 内 容::

以下のテーマに沿って、高畠華宵作品や同時代の画家の作品(蕗谷虹児、須藤しげる等)、及び「アラビアン・ナイト」関連の挿絵作品など(複製)を展示します。

@アラビアン・ナイトの世界(成り立ちと広がり/挿絵イマジュリィ)
A異国趣味としてのオリエンタルイメージ(西洋世紀末芸術への影響)
Bオリエンタル・ファンタジーと大正ロマン



展覧会名

「オリエンタル・ファンタジー」展
〜華宵とアラビアン・ナイトの物語〜

会  場 高畠華宵大正ロマン館
会  期

2017年1月21日(土)〜2017年5月7日(日)

開館日

土曜日・日曜日/但し3月11、12日は学会開催のため臨時休館

入館料

一般(中学生以上):500円、小学生以下、「華宵会」会員:無料
団体(20名以上)、障がい者手帳をお持ちの方:400円

開館時間

午前11時〜午後5時(入館締切は30分前)

主  催

高畠大正ロマン館、「華宵会」

監  修

海野弘

協  力 株式会社バイインターナショナル


(お問い合わせ)

高 畠 華 宵 大 正 ロ マ ン 館
791-0222 愛媛県東温市下林
 ■TEL 089-964-7077 ■FAX 089-964-7222 
kasho@almond.ocn.ne.jp